健康

What I think about my health

85才(2021年)を過ぎた今、対処してきた健康問題を振り返ってみたいと思います。過去の病歴は、虫垂炎に始まり、脱肛痔手術、蜂窩織炎、大腸ガン、誤嚥性肺炎、感染症肺炎による入院治療、そして前立腺肥大、高血圧、高血糖、高コレステロールと中性脂肪など典型的な成人病(生活習慣病)に加え、最近では脊柱管狭窄症をわずらって歩行困難になり、車椅子を使用していましたが、ようやく杖つきで歩けるようになりました。

上記のような体験から得た、私なりの知見を順不同で綴ってみたいと思います。

大腸がん

cancer of the large intestine

大腸ガン発見の経過
・2008年12月、聖授会OCAT予防医療センターよりVISAの名簿でPET検査のDM(PETはガンにグルコースが集中することを利用した検査で小さいガンも発見できる)、費用はCT,MRI込みで約18万円。検査結果は問題なし。

・同時に行った便鮮血検査は検体2の内1が陽性。大腸内視鏡検査を勧められる。

・友人の大谷医師に相談、大阪成人病センターで内視鏡検査。上行結腸部に1センチ弱のポリープを発見。ガンの疑い濃厚(不整形)。ポリペクによる切除決定。

・大腸内視鏡によるポリープ除去。キイチゴのような不気味な面構え。病理検査の結果、粘膜下層への浸潤1000ミクロン。ガン細胞中分化。切開手術を勧められる。

外科手術
・担当医より、手術以外のチョイスもあるが、現在のガイドラインではポリープ除去後も切除郭清が望まれるとのこと。元気なうちに、と手術を決意。

・手術日未定のまま、各種検査(便、採血、X線、呼吸、心電図、CT)開始。

・一部検査を残したまま、突然、2009年4月17日(金)大阪成人病センター入院。リストバンドと氏名名乗りによる患者取り違え防止。

・主治医、担当医二人による手術内容の説明。徹底したインフォームド・コンセント。

・手術前日(23日)、朝から絶食。大腸内視鏡による切除箇所マーキング(クリップ付加と染色)、X線撮影。へそのゴマ取り。点滴。

・手術日(24日)午前7時浣腸。血栓防止のためのストッキング着用。午前9時手術室入り。麻酔医による点滴、昏睡、術後に目覚め、ICUへ。酸素マスクはつけたまま、採血・点滴に不慣れな看護師。体洗う。大腸切除は20センチ(リンパ腺も郭清)。

・翌25日(土)11時、ICUより病棟へ。尿カテーテル、ドレーン、点滴と3本のチューブを繋がれる。以後、点滴一日2リットル、26日、27日は絶食。

・27日(月)、待望のガスが出たあと胸部、腹部のX線検査、移動は車椅子。

・28日(火)三分粥。尿カテーテル、ドレーンパイプを抜く。

・29日(水)五分粥。点滴終了。

・30日(木)全粥。採血、X線検査。

・1日(金)全粥(以後退院まで)下半身シャワー。

・2日(土)手術跡のホチキスを半分外す。一時帰宅、外泊。電子メールチェック

・3日(日)夕方帰院。

・5日(火)残りのホチキスを外す。

・7日(木)退院。再診予約。帰宅後体重測定。手術前より5キロ減少。食べ過ぎてこれ以上肥えないように、医師より注意。

その後
・大腸ガンの5年生存率は90%。手術後、3ヶ月ごとに検診を受けていたが、転移はなく、順調に推移している。医師の警告にも拘わらず、体重は若干リバウンド。手術直後の77kgが、現在は82kg。脊柱管狭窄を発症したのもBMI31のメタボ体型のせいと反省していますが、どうにもなりません。