外国語

英語の「読み」「書き」

教養として英語の本を読んでみる

大学の教養課程では英語の授業にコンラッドの『闇の奥』などが使われていました。ちょうどそのころヘミングウェイの『老人と海』(The Oldman and the Sea)がノーベル文学賞受賞で話題になり、福田 恒存の翻訳が出る前でしたが、丸善で原書を購入し読み始めました。まぐろとカジキの違いなど辞書をひきひき理解しました。家内の大学では『星の王子さま』(The Little Prince)がテキストだったそうです。これらに限らず、『アンデルセン童話集』なども英語で本を読む訓練になると思います辞書索引は必要に応じて。興味の赴くまま乱読がおすすめ。

冷和2年、新潮社から出た高見浩さんの『老人と海』の新訳は、くだけた口調も楽しめるが、解説と翻訳ノートがすごい。本物の訳者はこうなくちゃ。参考になりました。

慣用句を憶える

1950年代後半、アメリカで称賛を浴びた雑誌広告がありました。デトロイトの大型車に対抗して驚異的な売れ行きを見せたドイツの小型車フォルクスワーゲンの広告シリーズです。

DDB社が制作した超有名な広告シリーズ
。ライフ誌などに掲載されました。

キャッチフレーズの「レモン」は米語の慣用句で「不良品」の意味です。見かけは立派でも不具合があれば売らないという意表をついた広告。慣用句としてのlemonを知らなければ、意味不明。こんな例、たくさんあります。勉強には次の本などが役立ちます。

『米語イディオム練習帳』(Idiomatic American English)講談社インターナショナル。1986年。

単語の意味は文脈しだい

ゲスト参加した大学院のゼミで原書購読がありました。優秀な学生が担当した部分の解釈がどうもおかしい。論文の中のキーワードの意味を取り違えていました。問題の単語はspeculation、辞書をひくと、1)沈思、思索、熟考、2)推測、理論、空論、3)結論、見解、4)投機、思惑、と書いてあります。この論文はフランス19世紀の一部画商が印象派の絵を先物買いして「投機」していたという趣旨でしたが、この学生さんは、論文を走り読みして意味を取り違えていたのでした。

電子メール

いま、電子メールできないと、グループから疎外される社会到来。友人などもどどんどん少なくなります。と言ってLINEで頻繁なチャットは忌避します。迷惑メールや不用メールは開かずに削除か受信拒否。知人以外の英語メールは無視して削除。

ビジネスでも電子メールのマナー大切。下記のチェックリストご参考に。

ジェームス・ラロン『英文電子メールの書き方』日経から引用

フランス語・スペイン語

大学の教養課程で選択した第二外国語はドイツ語でした。しかし、「生涯学習」として「ロダンのバルザック記念像」について研究したいと思った時、参考になる文献はほとんどフランス語でした。丁度、1998年はバルザック像がサロンに完成展示されて100年記念に、分厚い論文集が発刊されていたので、個人教授でフランス語を勉強するとともに、その論文集をテキストとして読み進めることにしました。

「ロダンのバルザック」100年記念論文集

個人教授で文法の基礎を学びながら学習した部分はパソコン入力して翻訳を作成し、2年を掛けてほぼ全体を参考文献にしあげました。そこで気付いたことは辞書と意慾があれば「読む」ことは何とかなると言うことです。あとは英語でフランスのロダン美術館のキュレーターと連絡をとりながら論文を仕上げました。その間、フィガロ紙など古い記事の入手は大阪大学図書館のお世話になり、またロダン美術館への公式依頼には圀府寺司教授の紹介を頂いたこと、この場で感謝致します。(論文そのものは事情あって神戸大学の紀要に発表しましたこと、府寺先生にこの場でお詫びします)

ダリの研究にはスペイン語の本を読みましたが、フランス語を学んだ後、ラテン系ですから同じく辞書を頼りにできました。(しかし『妹から見たサルバドール・ダリ』の私的翻訳は、スペイン語通訳としてご活躍の吉本敬子さんのお手を借りました)